排卵から生理前までの間に起こりやすいとされている「PMS 生理前症候群」に悩んでいるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。PMSの症状は人によって程度などに違いがあるので、何ともない人がいる一方で、とにかくつらいという人もいます。個人差があるのは当たり前のことですが、この個人差があるからこそ同性同士でも悩みを共有できず、苦しむこともしばしばあります。
PMSは風邪のような感染症でもありませんし、怪我でもありません…でも、とにかくつらい!!という人が多いのも事実です。たくさんの女性を悩ませるPMSをただ我慢するのではなく少しでも楽に過ごすための方法が実はあるんです。
PMSの症状は実に様々!!
PMSの症状は実に様々で、気分の落ち込みや胸の張り、肩こり、頭痛など人によって違いがあります。PMSを意識していなかった人も、ちょっと思い起こしてみたら生理前にイライラしたり、落ち込んだりしたことってありませんか?
頭が痛いとか、身体がむくんでだるいとか…自分ではどうすることもできない症状に悩んだことはないでしょうか?
PMSの原因はホルモンバランスだった!
PMSの原因ですが、これはホルモンバランスだと言われています。生理が終わった直後から排卵日までの間はエストロゲンという女性ホルモンが優位になって気分がよく肌艶もよく、浮腫にくいという女性にとっては快適な状態になりやすくなります。ですが、排卵日以降はプロゲステロンという女性ホルモンが優位になるので、身体は水分を溜め込み浮腫やすくなります。また、精神的に落ち着かなくなることも!つまり、ホルモンバランスが原因なのですから、あなたに原因があるわけではないのです。
よく「生理前の身体や心はデリケート」と言われますが、その理由はホルモンバランスの変化で身体や心に変化がでるからだったんです。
PMSは仕方ない?何かできることはあるの?
ホルモンバランスの変化が原因…となると、なんだかもうなすすべがないようにも思えてきますよね。確かにホルモンバランスをコントロールすることはできませんので、ある程度は許容しなければならない部分はあるでしょう。ですが、ただ何もせずに耐えるだけ…ということもありません。
PMSの時期を快適に過ごすためにできることがあるんです。
- 身体をあたためる
- 刺激を避ける
- リラックス効果があるものを取り入れる
- 市販のPMSのお薬もある
まず、これは生理前だけのことではありませんが身体を冷やさないことが大切です。特に下腹部をしっかりと、暖めてあげることが大切です。身体を冷やす食べ物は避けて暖かい物をとったり、生姜などの身体をあたためる効果がある食べ物を積極的に取るのもGOODです。
そして、カフェインやトウガラシなどの刺激的な食べ物は避けて優しいハーブティーや身体を温める白湯、温野菜やお粥などを食べるのがオススメ!もちもん、甘い物を食べてリラックスしてもいいですよ。
PMSの時期は代謝が落ちて浮腫やすくなるので、厳しいダイエットもひとまず休止。体重維持ができれば上出来と考えましょう。浮腫が気になるようならマッサージをしてもいいですし、着圧レギンスを履いて浮腫対策をするのもオススメです。
そして、最後に食べ物などに注意してもそれでもつらい!というときにはPMSの改善のために開発されたお薬が薬局でも販売されています。医師や薬剤師に相談してから、お薬の力を借りるのも悪いことではありません。
まとめ
かならず月に一度はやってくるのが生理。そして生理前の女性を悩ませるのが生理前症候群と言われるPMSです。PMSの主な原因はホルモンバランスの変化です。
症状や程度は、人によって違いますが浮腫やイライラ、不安などいろいろな症状が出てきます。少しでもこの症状を和らげるためにできることもありますし、もしそれでもつらい場合はお薬にたよるという選択肢もあります。